やる気クエスト公式ファンブックへ寄稿させていただいた”ぞの(@z02n05)”です。
2018年2月1日発売の電子書籍の中に、僕が書いた「3分でわかるやる気クエストメソッド」が掲載されているのです。
この記事では、なんと特別に、寄稿した全文を公開します。
やる気クエストを読んだことがある人が、すぐにやる気クエストのメソッドを思い出せるように書きましたので、どうぞご覧ください。
やる気クエスト公式ファンブックより
みんな大好き、マンガでやる気の仕組みがわかる「やる気クエスト」を、文章でお届けします。
「マンガを読むのは好きなんだけど、そこまで時間を確保できない」という人のために、やる気クエストで紹介されているメソッドを、サクッと3分で読める文章にしました。
それでは早速、やる気クエストで紹介されている「今すぐやる気になる方法」をお伝えします。
やる気は有限である
まず大前提となるのが、「やる気は有限である」という事実です。「やる気よ、出てこい!」と願ったところで、満ち溢れてくるものではありません。
さらに、やる気が湧いてこないことには、極めて合理的な理由が存在していることも認めなければいけません。
よくある原因が「自分の脳への裏切り」です。
せっかく脳が僕たちにやる気を分け与えてくれたとしても、別の何かにやる気を使ってしまったり、予定通りの成果を出すことができないことが原因で、脳への信頼を失ってしまいます。
そんな時に役立つのが、やる気クエストメソッドです。脳からの信頼を取り戻すことで、やる気が湧いてくるようになるのです。
リターンを明確にする
最初のメソッドは、「リターンを明確にする」です。
脳は、成果主義です。「〜が欲しい」と願った時に、手に入れるための道筋がハッキリとしていたら、やる気が湧いてきます。
例えば、「強力な武器が欲しい」と願った時に、その武器の金額が分からなければ、手に入れようというやる気は湧いてこないでしょう。
しかし、武器の具体的な金額がわかれば、あといくらのお金が必要なのかが明確になるので、やる気が湧いてくるはずです。
それだけのお金を稼ぐことができたら、欲しと願った武器を手に入れることができるのですから。
行動を具体化する
次のメソッドは、「行動を具体化する」です。
出口がどこにあるか分からない洞窟に入る前、いつになったら抜け出すことができるか、どちらに進んで良いか、と頭を過ぎることでしょう。
そんな時に、僕たちの脳は、漠然とした不安に駆られて、やる気を出してくれません。先ほど言った通り、脳は成果主義ですから。
では、どうすればいいのかというと、可能な限り行動を具体化するのです。
洞窟の例でいうと、「たった5分だけ洞窟に入ってみる」というように。
そして、一度始めてしまえば、不安に思うことに使っていたやる気が、行動に対して使われるようになるのです。
このことにより、「気がついたら洞窟を抜け出していた」なんてことも可能になることでしょう。
緊急事態を見える化する
三つ目のメソッドは、「緊急事態を見える化する」です。
僕たちが、思い通りにやる気を引き出すことができない理由は、緊急事態に備えてやる気を蓄えているからです。
日常生活でよく起こるのが、締め切り直前になって、ようやく集中して仕事に取り組むといったことでしょう。締め切りという緊急事態が発生したことによって、蓄えていたやる気が引き出されているわけです。
このように、無駄にやる気が引き出されないようにするためには、どうすればいいかというと、「記録すること」が有効になります。
過去に経験したことがあると分かっていれば、落ち着いて対応することができるようになります。
さらに、似たような経験を応用ことによって、新しい緊急事態へも対応が可能になるケースもあります。細分化すると、新しいと思っていた緊急事態も、実は経験済みだったりするのです。
記録があれば、緊張や不安にやる気を転用することなく、冷静に緊急事態に対応することができるというわけです。
承認者を見つける
四つ目のメソッドは、「承認者を見つける」です。
上記三つのメソッドで、明確化・具体化・見える化・によって、やる気を発揮できると説明しました。しかし、これだけやる気の転用を防ぐ手段を講じても、欠けている部分があります。
やる気というのは、ある程度のギャンブル性がないと起きないということです。絶対に実現可能だと思っていることには使われにくい性質を持っています。
さらに、やる気を使うことに、社会的意義があるかということも重要なポイントになります。やる気を使った結果として、誰かに認めてもらえることが必要なのです。
その誰かというのは、チームのリーダーであったり、自分自身であることもあるでしょう。
まず、笑う
最後のメソッドは、「まず、笑う」です。
人は、「今」の気分を基準に「未来」のことを考えるクセがあります。
例えば、こんな経験をしたことがあるかと思います。
・お腹が減っている時は、必要以上に料理を注文してしまう。
・満員電車で嫌な思いをして出社すれば、その日一日中、嫌な気分になってしまう。
このような、楽しくなさそうな未来を楽しく変えるために、「まず、笑う」というメソッドが必要になってくるのです。
やる気が出なくて行動できない時は、まずは何か行動してみることでやる気が出る。やる気が出ないからといって何もしなければ、いつまでもやる気が出ないままです。
だから、「まず、笑う」ことで、「今」を楽しくして「未来」も楽しくなるのです。
まとめ
やる気クエストで紹介されている「すぐやる気になる方法」は、五つあります。
これらすべてをマスターしたからといって、やる気を自由自在に操れるようになるわけではありませんが、ある程度のやる気のコントロールを行えるようになるはずです。
「なんかやる気が出ないな」と感じた時には、やる気クエストメソッドに原因と解決策が隠れているかもしれませんよ。
- リターンを明確にする
- 行動を具体化する
- 緊急事態を見える化する
- 承認者を見つける
- まず、笑う