勝間さんの「利益の方程式」を読みました。
2008年に出版された本ですが、今でも、うなずけることばかり。
しかも、方程式はとってもシンプルで覚えやすい。
利益を出すために、これだけおさえとけば、ヒントは見つかると思います。
利益の方程式
まずはじめに、日本では利益を上げる意識が薄いということを指摘しています。
「売上をあげろ!」という声は聞いても、「利益をあげろ」って聞かないですよね。
勝間さんが、提唱している方程式はこちらです。
利益=(単価-獲得コスト-原価)×顧客数
式を見ただけでもなにを気を付けたらいいか分かるのではないでしょうか。
単価を上げる
利益を上げるために、なにが一番大切かといったら、単価を上げることだそうです。
たとえば、単価100円、コスト90円の商品の利益は10円です。
この単価を101円にしたら、利益は11円になって、なんと利益が10%UP!!
発売を始めてから値上げするのは、難しいと思うので、最初の価格設定がカギを握りそうですね。
獲得コストを下げる
単価を上げるの次に大事なことは、獲得コストを下げるだそう。
獲得コストの代表例は、広告費ですよね。
いかに、適切な顧客にコストをかけずアプローチできるかがポイントだと思います。
勝間さんいわく“口コミ”が究極の顧客獲得手段だそう。
理由は、紹介する方の顧客も、自分の信用度を担保にかけて、他人に紹介するためです。
そのとおりですよね!しかも、紹介してもらうのはタダ!!
自分も、信頼している人が紹介している商品は、悩むことなく購入してます(笑)
原価を下げる
これは、多くの人が言われていることですよね。
特に、響いた言葉は、過剰な設備投資、過剰な品質、過剰な人件費です。
この原因について勝間さんは、こう言っています。
日本では、社員一人ひとりが「リターンを最大化」するのではなく、「リスクを最小化」好くように行動をすく傾向がある
すっごく身に覚えがあります。
貯金ばっかりして、金融投資をほとんどしないのが、いい例ですね。
顧客を伸ばす
方程式のここにだけ×(かける)があります。
自分にとっては、この章が一番興味がありました。
気になったポイントはこの3つ
- 「S字カーブ」の法則
- セグメンテーションの基本は「年齢・性別・所得」にある
- 団塊世代、団塊ジュニア世代が重要
どれも見た瞬間にうなずけました。
よく聞くことだけに、勝間さんも基本と言っているんですね。
さいごに
利益の方程式は、とっても覚えやすく、内容も納得できました。
利益=(単価-獲得コスト-原価)×顧客数
ここでの話は、どれも基本中の基本の話なので、頭に刻み込みたいです。