“1行バカ売れ”。
本のタイトルに刺激され、迷わず購入しました。
1行のキャッチコピーで、思わずポチッ!したり、足を止めることありますよね。
事例とその背景から、売れる1行の作り方を学びました!
売れる大前提
受け手に「自分と関係がある」と思ってもらう
当たり前すぎて、聞き飽きたと思ったでしょうか。
だけど、それでもまだ、言い足りないくらい重要なんです。
本書で、キャッチコピー力とは、次のように言っています。
受け手の心をつかむ言葉を見つけ、短く的確に言い表す能力
この能力は、2つに分けることができます。
- 言葉を見つける
- 短く的確に表す
広告業界では、このことを
- What to say
- How to say
と言うそうです。英語だとかっこよく聞こえますね(笑)
一般的には、Howに力を入れがちですが、Whatの方が重要とのことです。
本書の大部分で、Whatの5要素を事例多めで説明されています。
- ニュースを知らせる
- 得することを提示する
- 欲望を刺激する
- 恐怖と不安でやさしく脅す
- 信用を売りにつなげる
さらにHowの10要素と組み合わせることで、すばらしい効果を発揮するとのこと。
- ターゲットを限定する
- 問いかける
- 圧縮して言い切る
- 対比&本歌取り
- 膨張をエンタメ化
- 重要な情報を隠す
- 数字やランキングを使う
- 比喩でひきつける
- 常識の逆を言う
- 本気でお願いする
気になったキャッチコピー
アップル
アップルが売っているのはニュースだそうです。
スマホやスマートウォッチは、他のメーカーからも販売されているのになんで、アップルから買っているのでしょう。
もちろん製品がいいからというのもありますが、キャッチコピーが突き刺さるというのも1つの要素でしょう。
腕時計を再び創造する
ポケットに1000曲を
アップルが電話を再発明する
世界で最も薄いノートパソコン
くぅー!Apple信者には、たまらないコピー!
僕も、がっつり心を奪われています。
ダイソン
ダイソン。吸引力が変わらない、ただ一つの掃除機。
みなさん、聞いたことありますよね。
掃除機を使い比べしたことない人は、ダイソン=吸引力が強いってイメージですよね。
僕は、そうでした。
ですが、吸引力は他のメーカーと大して変わらないらしいです(驚)
**”紙パックが不要” **というベネフィットのためのコピーなんだそうです。
コピーに騙されてました(笑)
すっごい威力ですね!
さいごに
知っているコピーの事例がたくさんあり、学び以上に楽しんで読むことができました。
アップルやダイソンのように、キャッチコピーの威力には驚きです。
先日、読んだ”影響力の武器”も、信用を売りにつなげるの章で紹介していました。
人に影響を与えるための6つの武器 | ぞのドットコム
あわせて読むと”1行バカ売れ”を、より理解できるはず!
本書も、文章を書くときに手元に置いておくこと間違いなしです(笑)
“1行バカ売れ”体験してみたい!!