定期的にお友達のみうら雪絵さんのカウンセリングセッションを受けてます。
今回は、幼い頃はよく感じていたけど、大人になってからは忘れていた感覚。
本当は言いたいことがあるのに、口に出せない。喉の奥で、止まってしまっている状態。何層もの蓋がしてある感覚を思い出しました。
セッションでは、薄皮が剥がれたのは感じたけど、まだ根深く存在している気がします。
苦しい。苦しい。苦しい。
何か言うと、怒られる気がする
「何か言うと、怒られる気がする」
これが今回の主訴。
本当は、もっと別の悩みを持ってセッションに挑んだのですが、話しているうちに、この主訴に辿り着きました。
親しい関係になればなるほど、相手の顔色を伺って言葉を口にしていることに気が付いたのです。
そのボスが、父親の存在。
父と会話するときは、僕の細胞の感覚は、すべて父に向けられます。全身がセンターのように反応して、父親に意識を集中します。そして、イチャモンつけられないように、文句を言われないように、話しかけられないようにして生きてきました。
今までのセッションで、父との関係は、かなり向き合って来たつもりですが、まだまだ根深いものがありました。
喉の蓋ができあがるまで
父は、ことあるごとに、怒っていました。特に、僕に対しては、厳しい。まるで、巨人の星の、星一徹のよう。
今となっては、丸くなっていますが、幼いときの僕からしたら、本当に怖かった。
例えば、学校の宿題で間違えてしまったとき、野球でエラーをしてしまったとき、のんびりと生活をしているとき、何度もなんども怒られた記憶が蘇って来ます。
- 「なんでお前は、こんなこともできないんだ」
- 「どうして失敗するんだ」
- 「何度言ったらできるようになるんだ」
- 「だからお前はダメなんだ」
怒られているときは、つらく苦しい時間でした。
- 「そんなこと言ったって、できなきものはできないんだよ」
- 「怒らなくたっていいじゃん」
- 「怒ってるのが怖いよ」
こんなことを思いながら、ひたすら怒られているのに耐えていた。本当は、言いたいけど、口に出したいけど、言えなかった。
なぜなら、口に出してしまうと、もっと怒られると信じて疑わなかったから。家の外に追い出されてしまったことがあるから。父に反抗したら、死んでしまうと思っていたから。
だから、耐えた。
喉の奥の方で、言葉がせき止められている感覚。呼吸器官に何層もの蓋がしてある感じ。そこに、ガードマンが立っていて、口に向かって上がって来たものを撃ち落としている感じ。
息はできているんだけど、喉仏の下に、石のようなものが入っている感じ。固くて、冷たくて、尖っている。早く取り除きたいけど、どうしようもできない。
体の内側から、何か訴えかけてくるものはある。けど、喉で止まってしまう。口に出せない。
思ったことがあっても、「ウッ」と止まってしまう。
薄皮を剥がすが、まだ・・・
原因がわかってしまえば、その皮を剥がすことはできる。
雪絵さんの案内に従って、思い込みを外していく。
そうすると、「何か言うと、怒られる気がする」という思い込みは外れた。
が、なんか違う。
喉の奥の方に、まだ何かある。
大人になってからは感じていなかった、あの、喉の感じ。幼い頃によく感じていた、言いたいことが言えなかった感じ。気持ち悪い。
ここに、まだ根深い何かが眠っているのは明らかだ。早くどうにかしたい。けど、焦ってもどうしようもできない。一つ一つ、喉に詰まった蓋を外して行きたい。
これが外れたら、違った自分になれると確信している。
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