「コーチ自身の精神状態がセッションにモロに現れる」ということは、Points of Youによって見つけました。
落ち込んでいるときにセッションをしたら、100%の力を発揮できたとは言えないセッションになってしまったのです。
Points of Youとは、ユニークなカードを使ったコーチングのこと。カードについて話しているのに、いつの間にか自分のことを話していて、それが問題解決に繋がりやすいという特徴があります。
▼Points of Youを知るには、こちらの記事をご覧ください。
では、コーチの精神状態とセッションとの関係について、詳しくお伝えします。
落ち込むときは疲れているとき
口ではいつも「今日の調子はいいよ」と言うようにしているのですが、僕もやはり人間なので、落ち込むこともあります。
スケジュールを詰め込みすぎて休むことを忘れてしまっていたりだとか、暑くてなかなか寝付けなかったりとかして、疲れが溜まっているときに落ち込みやすいです。
そんなときは、仕事でミスを指摘されて悲しい気持ちになったり、ちょっとした不運な出来事(冷蔵庫の中の食材を腐らせてしまったり)に反応的になったりしてしまいます。
体と心がリンクしている感じで、どちらか悪い方に引きづられてしまいがちです。
セッション中に感じた影響
こんな状態でも、自分ならやれると思って、Points of Youのセッションを行ったある日のことです。
どこか、「いつもと違う自分な気がする」と感じることがありました。
勘が冴えないのです。クライアントとの対話に集中できないのです。
いつもの僕だったら、クライアントの対話の中で、「ここがネックになってそうだな」「クライアントが言いたい本当のことは、これに違いない」という野生の勘のようなものが働きます。
クライアントからも、この勘によって指摘されたことが良かったと言われることがよくあります。
けど、この日は違った。
ただ、話を聞くだけのセッションになってしまっていました。いや、Points of Youはすごいカードなので、それだけでもクライアント自身で気付きを得ることはできますよ。
しかし、「それじゃ、自分以外のコーチでもいいよね」「”ぞの”がセッションする意味がないよね」と、思ってしまいました。
つまり、精神状態が悪い時のセッションでは、独自性というやつが消え去ってしまったのです。
自分でも、コーチとして最悪だと思いました。自分が情けないと思いますし、クライアントに対して失礼です。
この出来事で、また落ち込んでしまったのは言うまでもありません。無力感を味わってしまいました。
休むことも仕事のうちと自覚し、行動を変える
今回の一件から学んだことは、「休むことも仕事のうち」だということです。
いや、頭ではわかっていたことですよ。
コーチの精神状態がセッションに影響を及ぼすことは気が付いていましたし、どこかの本で学んだこともあります。
けどしかし、こうして体感してみると、ガツンと思い知らされます。
今はまだサラリーマンの傍らやっているからかもしれません。失敗してもいいやという気持ちが残っていたのかもしれません。
コーチとしてのプロ意識が甘かったことを自覚させられました。
なのでこれからは、休むことも仕事のうちとして、生活を改めることとします。
苦手なんですよね。休むことが。
なのでまずは、小さなことから行動します。
つい削りがちだった睡眠をしっかり確保するようにします。目標は、平均7時間です。
これを実行したら、どんな変化が起こったのか報告しますね。