マルコム・グラッドウェル氏の「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」を読んだ”ぞの”です。
本書を読むまでは、「最初の2秒」で正しいかどうかを判断することなんてできるのか、と半信半疑でした。しかし読み進めるうちに、身の回りで起きていた「なんとなく」正しい事例が次々と思い出されてきました。
僕たちは、「最初の2秒」にもっと注意を払って生活しなければいけないようです。
相手に失礼だと思っていた
本書を読むまでは、相手のことを一瞬で分かった気になるなんて失礼だ、と感じていました。
- 「最初の2秒」だけで、相手に対して感じたことが正しいかどうかなんて判断することはできない。
- 話し合いを重ねることによって、相手のことがだんだんと分かってくるのだ。
しかしどうやら、この感覚は間違っていたようです。なぜなら、自分の生活を見返して一瞬で相手のことを判断している事例を多く見つけてしまったからです。
身近な事例
例えば、銀行の窓口で番号札を取って待っているとします。そして自分の番号が呼ばれると、その窓口の方向をみるでしょう。
さて、あなたはこのときどんなことを思いましたか?
窓口で対応してくれる人が、「イケメン」や「美女」だったらどうでしょう?「感じが良さそうだな」「テキパキと用件を済ませてくれそうだ」と良い対応をされることを想像するのではないでしょうか?
しかし、窓口で対応してくれる人が、「サイズの合っていない服を着た人」や「無精ひげを生やした人」だったらどうでしょう?瞬間的に「説明するのが大変そうだ」と思うのではないでしょうか?
このように、実際に話をする前に、相手のことを判断していることが非常に多いのです。しかも、その判断は意外と正しいことが多いはずです。
また、自分が相手のことを一瞬で判断しているように、相手にも自分のことを一瞬で判断されていることにも気を付けなければいけません。窓口で接客してくれる人は、僕たちが歩いてくる間に「こういう人だな」と判断して、対応方法を考えているのです。
さいごに
あなたの身の回りでも、「最初の2秒」だけで判断を下しているようなことがあるのではないでしょうか?
しかも、その判断は意外と正しいことが多いはずです。
僕たちは、想像以上に「最初の2秒」に気を付ける必要がありそうです。