LINE株式会社の元社長の森川亮さんの初著作です。
書いてあることはとってもシンプル!
LINE株式会社の方針がよく伝わってきました。
このような会社の雰囲気だからこそ、シンプルな「LINE」アプリが誕生したんだなと納得です。
感想
「おわりに」に書いてる、このシンプルな原則がこの本のすべてを物語っています。
やりたいことを追求する
人を喜ばせるために努力する
森川さんは常にユーザーのことを考えています。
特に気になったのは、ユーザーのために、社員に行っていることです。
それはシンプルなことで邪魔をしないです。
LINE株式会社にはユーザーのために、よりよいサービスを考えている社員しかいないとのこと。
社長の仕事は、社員のために働きやすい環境作りであるといっているように感じました。
たとえば、権限委譲です。
社長が行ったことは「決める人を決めた」のだそうです。
普通だったら、社長とかに決裁を回して決めていることを、現場の責任者に委ねたのです。
それにより、あのスピード感あるサービスをつくりあげているのです。
有名な踊る大捜査線の「事件は会議室で起きているのではない!現場で起きているんだ!」というセリフを思い出しました(笑)
任せられると、現場は、自由な発想とそれに対する責任がうまれ、サービスの向上に繋がります。
そのほかにも、
- 会議をしない
- 経営理念を明文化しない
- 教育しない
など一般的な会社で行われていることをやめています。
そうすることによって社員の負担が減り、それがユーザーへのサービス向上へと繋がるのです。
サブタイトルは「本当に大切な1%に100%集中する」ですが、
自分はどうかと考えてみると、「本当に大切な1%に30%集中する」くらいです。
そもそも、大切な1%が本当に大切なのか?という疑問もあります。
大切なことかどうか判断するためにも30%を50%、60%と比率を上げられるようにリソースを投資していきます。