“影響力の武器〜なぜ、人は動かされるのか〜”を読みました。
著者が本書を書くきっかけとなったことは、自分がだまされやすい人間だったからとのこと。
人は、どのような要因によって影響を受けてしまうのかについての6つの武器を教えてもらえました。
6つの武器
本書で繰り返し出てくる擬音があります。
「カチッ・サー」
カセットの再生を押して、テープが流れる様子を表しています。
僕たちは、無意識だと“固定動作バターン”といって、ある行動(カチッ)をすると、自動で反応(サー)してしまいます。
無意識でいると、「カチッ・サー」と影響を受けてしまうので、注意が必要です。
影響を受けるときに6つの要因はこちら。
- 返報性
- コミットメント・一貫性
- 社会的証明
- 好意
- 権威
- 希少性
聞いただけで、意味が分かるものもありますが、僕は、ピンとこなかったので、自分の言葉に置き換えました。
- お返し
- 宣言
- 大人数の意見
- 自分と似ている
- 権力
- 珍しい
いくらか分かりやすくなったのではないでしょうか。
手に取ったときに、分厚くて堅苦しい言葉が多くて怖じ気づいてしまいました。
しかし、読んでみると繰り返し読むべきと思える内容ですよ。
返報性
お返しの法則です。
人からなにかしてもらうと、お返ししたくなりますよね。
コミットメント・一貫性
宣言の法則です。
これをやる!と自分の意志で決めたら、それを貫いてしまうことがあると思います。
社会的証明
大人数の意見に対して、人は同調しやすいです。
特に、判断に迷っているときには、影響を受けやすいです。
好意
自分と似ている人の影響は受けやすいです。
また、ハロー効果といって、外見が美人・イケメンである人の影響を受けやすくなります。
権威
肩書きや役職のある人からなにか言われたら反論しにくいですよね。
希少性
珍しいものは、手に入れたくなってしまいます。
世の中に限定商品が多いのは、これを狙っているのですね。
さいごに
この本は、永久保存で何度も読み返すと思います。
影響を与えられたとき、与えたいときに使っている武器を知りたい人におすすめの一冊です。