「字が汚い!」という本を読んだ”ぞの(@z02n05)”です。
タイトルに惹かれました。というのも、僕も字が汚いからです。
字が汚いことについて、ひたすら考察されている本書を読めば、何か字が上手くなるヒントがあるはずと期待を込めて読み進めました。
結果、字は上手くなるのかというと・・・
字が汚い!で、諦めていた
僕が書く字は、結構汚いです。
適当に書くことでなんとかごまかしたりしていますが、真剣に書いても汚いです。
字が汚いことで書くことか嫌いになって、年賀状をオールパソコン文字で作って笑われたこともあります。
本書の著者、新保信長さんも、僕と同じように字が汚いことを悩んでいました。
習字教室へ行ったり、なぞるだけで字か上手くなる本をやってみたり。。。
自分がやったことと同じことを、著者もやっていたので、とても共感が湧きました。
さらに、字が汚い方が、本当は頭がいい、というように正当化しているところも同じ考えでした。
僕がこの考えで、字が上手くなることを諦めていましたが、著者は違います。
あれよこれよと試したり、字が綺麗な人の特徴のようなことを調べたり。字が上手くなることへの情熱が伝わって来ました。
本書が面白いところは、著者の考察の徹底ぶりなのです。
なんちゃって達筆についてや、野球選手の字とプレーの関係、字が上手いと言われている人たちへのインタビューなど。
字についての考察で、よくここまで深く潜ることができたもんだと、読後に驚きと尊敬の念を感じました。
結果、字は上手くなるのかというと
気になるのは、それだけ考察して、字は上手くなるのかということでしょう。
本書には、著者が書いた字がいたるところに登場します。練習の成果が載っている感じです。
それを見る限りでは、僕的には非常に上手くなっていると思います。やっぱり考えて練習すると違うなと。
それを読んだ僕は、字が上手くなったのかというと、全くそんなことはありません。
本書の要所に書かれてある、上手く書くポイントみたいなのを意識して書けば、多少なり上手い字が書けます。
しかし、デフォルトの字は変わりません。
多分、こういう字が書けるようになりたいと思える字を手元に置いて、ゆっくり書く練習をしたら上手くなる気がします。
あと、図形のように書くといった練習法を続けても上手くなる気がします。
要するに、練習しなければ上手くならないということですね。
著者も、数多くの練習法を試していましたが、突然、劇的に上手くなったようではないですし。
さいごに
本書を読んだからといって、すぐに字が上手くなることはないでしょう。
しかし、字が上手くなることについてのヒントは得ることができます。
僕たちの代わりに、著者があらゆる練習法を試したり、深い考察をしてくれた結果を知ることができるのですから。
字が汚いことが、嫌だなと思っている人は、共感できることが多いはずですよ。