目標設定の鬼と言われたことがある”ぞの(@z02n05)”です。
なぜなら、神田昌典さんの著書「非常識な成功法則」でも紹介されている目標設定方法「SMARTの原則」を忠実に守り、見事に目標達成をしてきたからです。
しかしながら、最近は、最強であると思っていた目標設定方法「SMARTの原則」に疑問を感じ始めたのです。
先日、挫折を発表した英語の勉強もそうですし、今も資格勉強にくじけそうになっています。
もちろん、教科書通りに行うのが得意な僕は「SMARTの原則」に則って目標を設定していました。
「それにも関わらず、なぜ?」と、僕は考えました。
そして見つけたのが、目標設定方法は、SMARTの原則だけでは足りないということでした。
「必然性」というエッセンスを加えることで、目標を達成する確率を上げてくれるのです。
「SMARTの原則」とは
目標設定方法は数多くありますが、最も有名なもので「SMARTの原則」というものがあります。
職場の研修で耳にしたり、自己啓発本で目にしたりしたことがある人も多いことでしょう。
SMARTの原則とは、目標設定するときに、チェックしておくべき必須項目の頭文字から来たものです。
- Specific(具体的である)
- Measurable(計測ができる)
- Agreed upon(同意している)
- Realistic(現実的である)
- Timely(期日が明確)
この原則に当てはめて目標設定することで、あなたが立てた目標は達成確率が格段に向上します。
例えば、こんな目標がSMARTの原則に則っていると言えるでしょう。
「30歳になるまでに、英語のビジネス本を、日本語と同じ速さで読めるようになりたい」
一方で、失敗しがちな目標は、こんな具合。始める前から、失敗することが見える気がします。
- 英語ができるようになりたい。
- 外国人とコミュニケーションが取れるようになりたい。
- 子供に英語を教えたい。
▼SMARTの原則については、こちらの書籍に
「SMARTの原則」に、必然性というエッセンスを
僕は長いこと「SMARTの原則」に則った目標設定を行って来ました。
目標を達成した成功事例も数多くあります。
しかし、最近は、失敗することの方が増えて来たのです。先日、挫折を発表した英語の勉強が、失敗した最たる例です。
その度「SMARTの原則から外れたやり方をしていないか?」と、失敗の原因を探って来ました。
そして、僕はいつも「A」が弱いんだと納得していたのです。
つまり、目標に同意できていなかったということです。
英語の本を読むという目標に、どこか不信感を感じていたから失敗したのだと思っていました。
しかし、いくら「A」に力を入れても、目標の挫折が繰り返されます。
僕は、悩みました。意思力が弱いのだと、自分を責めたこともあります。
そんなときです。疑問が湧いて来たのは。
その疑問とは、「どうもSMARTの原則だけでは、十分な目標設定ができないのではないか?」ということです。
目標達成した事例を考えているときに、もっと別の要素が働いていたことを発見したのです。
その要素こそが、「必然性」です。
例えば、英語の本を読めるようになるという目標は、ただの自己満足で終わってしまいがちです。目標を達成しようが失敗しようが、誰も困ることがありません。
しかし、上司からの命令だったらどうでしょうか?日本語と同じレベルで英語のレポートを読めるようになりなさいと言われたらどうでしょう?
一気に、目標達成できるイメージが湧いて来ました。
SMARTの原則に、必然性というエッセンスが加わったわけです。
必然性というエッセンスが加われば、意思力が弱いとか言っていられなくなります。その目標を達成する理由が、明確になるからです。
目標を達成しなければ、得する機会を逃す(損をすることになる)ことになるのです。
だから、目標を達成するまで、挫折せずに走り続けることができるのです。
ちなみに必然性というエッセンスに気がついたのは、ライフエンジンというオンラインサロンで、Points of Youの講師を依頼された経験からです。
そもそも、仕事を依頼されたのでやり遂げなければいけませんし、この目標を達成することで、ライフエンジンメンバーにPoints of You楽しんでもらいたいという使命感もありました。
ダブルの必然性が働いていたわけです。
だから、困難と思っていたPoints of Youの講師の依頼をやりきることができたのです。
「SMARTの原則」+「必然性」が最強の目標設定方法
目標設定方法で最も有名だと言っても過言ではない「SMARTの原則」が優れていることは、当然に認めます。
僕もこの原則に、数多くお世話になって来ました。
しかし、さらに「必然性」というエッセンスを加えることによって、最強の目標設定方法へと進化するのです。
その目標を達成しなければならない理由を作ることで、意思の弱さに負けない目標へと変わります。
目標を達成した時の自分と、何もしなかった自分の姿を想像して、メリットデメリットを比較してみるのが、一つの手かもしれません。