僕は、学ぶことが大好きだ。
いわゆるスキルアップと名が付くものには、即座に反応してしまう。
勉強会やセミナーへは、躊躇なく足を運んでしまう。
こう言うと、素晴らしいことのように思えるかもしれないが、必ずしもいい側面だけではない。
興味が移り変わる日々
「大好きなことだけをして生きていきたい」
そう願って、数年前からスキルアップに繋がる勉強会やセミナーへ足を運び続けている。
親指シフトやフォトリーディング、Points of Youなど、様々なスキルを身に付けてきた。
そのこと自体に、全く後悔はない。生活の一部として、欠かせないスキルになっている。
しかし、最近よく思うのが、「興味が移り変わり過ぎていないか?」ということだ。どうも、一つのことに没頭することができない。
例えば、Points of Youは、とても面白いコーチングツールなので、会社を辞めて独立することができる可能性を秘めている。
世の中の、コーチングを必要としている人へセッションするだけで、十分な収益を上げることができると思う。
ただ、「Points of Youで独立するのだ」「没頭してスキルをもっと磨くのだ」という気持ちにはなれない。
心のどこかで、ストッパーがかかっている。
「無駄だ」「やめておけ」「お前にはできない」
このような、足を引っ張るような声が、自分の中から聞こえてくる。
不安や恐怖から逃げ続けている
これらの声の根源は、不安や恐怖によるものだ。
「もし、失敗したらどうしよう」「もし、好きではなくなってしまったらどうしよう」「もし、生きていけなくなったらどうしよう」
そんな、「もし〜だったら」という、実際に起こってもいない妄想に、勝手に怯えている自分がいる。
だから、Points of Youに没頭することができず、また新たなスキルアップの手法へと興味が移り変わる。
新しいスキルへ手を出すことによって、また1から学び始めることになる。当然最初の頃は、上手くできない。
それが、自分への言い訳材料になるのだ。
「まだ始めたばかりだから、失敗して当然」というように。
一つのことに集中して取り組んでいたら、この言い訳は通用しない。
「もうこんなにも練習しているのに、まだ下手なまま」と、言い訳という逃げ道が立たれてしまう。
この状況になることを、非常に恐れている。
「できない自分を、認めたくない」「できない自分は、生きている意味がない」「できない自分は、人の役に立てない」
そんな思い込みによって、知らず知らずのうちに、逃げグセがついてしまっている。
盛大に失敗したい
新しいスキルを学ぶこと自体は、学習欲が刺激されて、非常に気持ちがいい。
けど、そろそろ大事なことに集中するときがきた。
目を逸らすのは、もうたくさんだ。
自分が信じたことに、思いっきり取り組みたい。失敗してもいいから、自分自身のことを信じてあげたい。一つのことにガムシャラになってみたい。
「失敗したらダメ」という思い込みを外したい。
そのために、盛大に失敗したいと思う。