会話を振ると、すぐに自分の話をしたがる人。
苦手と感じる。
僕が話を聞いてもらいたいだけなのに、あなたの話は興味ない。
こんなことを思いながら、それでも相手の声に耳を傾けている。
すぐに自分の話をしたがる人
すぐに自分の話をしたがる人が、なぜ、自分の話をしたがるのかは分かる。
表面的には、こんな理由が主だろう。
- 自分の存在をアピールしたい
- 思い付いたことを伝えないと気が済まない
- 自分の考えが全て正しい
そして、さらに奥には、自分の話をし続けなければ、その人にとっての恐怖が待っていることがほとんど。
例えば、話をしないと、
- 一人ぼっちになってしまう
- 仲間外れにされてしまう
- 寂しい思いをしてしまう
というようなところ。いわゆる、ビリーフ(固定観念)というやつだ。
思い込みによって恐怖を感じてしまうから、すぐに話を始めてしまう。
このことが分かるから、僕は、相手に恐怖を感じさせないように話を聞いている。
僕の話も聞いてほしい
僕にとって、人の話を聞くことは、好きなことの一つ。
その人がどんな経験をしてきたから今があるのか、自分の知らないことを教えて欲しい、というような欲求がある。
けど、たまには、僕の話も聞いて欲しい。ずっと話を聞いているのは、嫌だ。
特に嫌なのは、同じ話を2回も3回も繰り返す人。中年世代になると、この割合がグッと増える。
その都度、「その話は、もう聞いたことあるよ」とウンザリしてしまう。
だけど僕は優しいから、相手の話を聞いてしまう。一方、自分の本当の気持ちを押し殺してしまっている。
本当は自分の考えを口に出したいのに、相手の話が終わらないから、口に出せないことが日常茶飯事に起こる。
また、相手の話が長すぎて、自分が考えていたことを忘れてしまうことも多々ある。
正直言って、かなり苦しい。
相手のことを信じていないのかも
ではなぜ、苦しい思いをしてしまうのだろうか。
たぶん、相手のことを信じていないのだと思う。
信じていないというのは、「いつか僕の話も聞いてくれる」ということを。「どうせこの人は、僕の話なんて聞いてくれないんだ。」と思っているのだと思う。
なぜなら、僕が信頼を寄せている人に対しては、その人がいくら話していようが、苦しい気持ちにならないからだ。
僕がどういうことを感じながら話を聞いているかを、察知してくれている感じがする。
だから、安心して話を聞いていられる。僕のことを、分かろうとしてくれているから。あとで、ちゃんと僕の話も聞いてくれると信じているから。
けど、信頼を寄せていない人に、一方的に話されたときの対応。
どうしたらいいんだろう。
たぶん僕にも、
- 一人ぼっちになってしまう
- 仲間外れにされてしまう
- 寂しい思いをしてしまう
といったビリーフ(思い込み)があるんだろうな。