Points of Youというカードを使ったコーチングをやっているので、人の悩みをかなり耳にします。
その中で、一部、残念な願いがあります。
「〜な自分になりたくない」というものです。
いやいや、残念な願いというのはやや失礼かもしれませんが、だって、本当に残念だと思うのです。
だって、なりたくないものには絶対になることができないのですから。
本当に多い相談なので、いつもクライアントに言っていることを紹介しますね!
なりたくない自分になりたい
- 人に迷惑をかけない人になりたい
- 怒られない人になりたい
- ダラダラしない自分になりたい
- お金遣いが荒くない自分になりたい
- 嫌われない人になりたい
こんな願い、持っていませんか?
僕は、Points of Youを使ったコーチングを行なっていて、こんな「なりたくない自分になりたい」という願いをよく聞きます。
けど残念ながら、
「なりたくない自分には、絶対になれない」
そう断言します。
なりたくない自分には絶対になれない
そう言われて、ピンと来ましたか?それとも、戸惑いましたか?
クライアントに突っ込みを入れたら、戸惑う人がほとんど。まるで、僕がおかしいことを言っているかのような反応をする人が多いです。
けど、僕は、「なりたくない自分には、絶対になれない」と言います。
例えば、「人に迷惑をかけない人になりたい」という願いを持った人がいるとしましょう。
さてあなたは、「人に迷惑をかけない人」がどんな人か想像できますか?
僕は、難しいです。
家に引きこもってゲームをしまくっている状態が人に迷惑をかけない人と言えるのか。それとも、頼まれごとにはすべてイエスと答えて仕事をする状態が迷惑をかけない人と言えるのか。
どんな状態になったら、人に迷惑をかけない人になれるのかがさっぱり分かりません。
きっと、「人に迷惑をかけない人になりたい」と言った人自身も、自分がどんな状態になりたいのかが分かってないはずです。
分からないから消去法的かつ抽象的な「なりたくない自分」になろうとするのだと思います。
つまり、「なりたい自分」がわからないのだから、絶対になりたい自分にはなれないということです。
ゴール地点のないマラソンを走り続けているようなものです。
あとどれだけ経ったら休むことができるのかも、どっちの方向へ行ったらいいのかもわからない状態で走るのって、めちゃくちゃ辛いじゃないですか。
それと、同じことをやっていると言えます。
なぜ、そう願うようになったのか
しかし、なぜ「なりたくない自分になりたい」なんて願うようになったのでしょうか。
当然、人によって違うのは分かっています。
けど、よくあるパターンとして、だれかに否定され続けてきたことが挙げられます。特に、親です。
- いい子でいなきゃダメでしょ
- これは触っちゃダメ
- 買ってあげないからね
- 大人しくしてて
- ジッとしてて
こんな声をたっぷり浴びてきたおかげで、自分の意思が分からなくなってしまうことがあります。
僕も、その一人でした。親に迷惑をかけないように、悲しませないようにと、いい子を演じ続けてきたせいで、自分が何をやりたいのかが分からないと思っていました。
「なんでもいいよ」や「どっちでもいい」が口癖で、自分の意思がありませんでした。
なりたい自分を見つける方法
ではどうやったら「なりたい自分」を見つけることができるのでしょうか?
その方法は、行動です。とにかく動くべし。
なりたくない自分になろうとしてる人は、よく言います。
「〜しないように意識します」「〜しないように気を付けます」と。
これでは、今までの自分と変わりないでしょう。もし僕に向かってその言葉を発したら「それ、微妙っす」と言ってしまいます。
なりたい自分を見つけるためには、「〜してみる」というのが絶対に必要なのです。
ポイントは、とにかく小さな行動にすること。
「〇時までにお風呂に入る」とか「〜さんに連絡してみる」とか、そんな失敗する確率がほぼ0%な行動がオススメです。
そんな小さな行動を繰り返していくことで、僕は、やりたいことを見つけていきました。なりたい自分がわかってきました。
だから、とにかく小さな行動を取るのがオススメです。いや、これでしか、なりたい自分は見つけることができません。
さいごに
以上が、なりたくない自分には絶対になれないという理由でした。
いささか厳しかったでしょうか?けど、なりたい姿が分からなければ、なることができないことは分かっていただけましたよね?
難しいことかもしれませんが、僕は、応援していますよ。もし興味があれば、Points of Youのコーチングをやっているので、お声がけくださいね。
最後に、「神さまとのおしゃべり」より一言。
宇宙にお願いごとをする時、否定語は通じないんじゃよ