このように会話が盛り上がらない人に、出会ったことありませんか?話していて、疲れてきませんか?
僕は、友人や上司との会話で、よく感じてしまいます。
悪い人じゃないし、自分のことを思って話してくれているのは分かっているのに、なぜか話が盛り上がりません。それどころか、疲れてくることがあります。会話を早く終わらせたくなってきます。
この理由が分からなくて、不思議で仕方ありませんでした。
そんなタイミングで、7つの習慣を読んでいたら答えが書かれてあったのです。
四つの自叙伝的反応として紹介されていますが、「評価する」「探る」「助言する」「解釈する」といった反応が、コミュニケーションを妨げているとありました。
これを読んだとき僕は、「まさにこれだよ。話していて疲れる人に、これをやられてるわ。」と、とても共感しました。会話を思い出すと、必ず4つのどれかに当てはまっているんですよね。
そしてまた同時に、別のことにも気が付きました。
本当はたくさん話したいのに、なぜか続かなくなる理由がわかった気がします。僕にやられた相手は、「こいつと話していると疲れる」と思っていたのかもしれません。
僕はこの4つの反応を知って以来、自分の言動に変化が起こり始めました。話していて、「もしかして、自叙伝的反応をしているんじゃないのか?」と気が付けるようになったのです。
おかげで今では、人との会話を楽しめるようになりました。Points of Youというユニークなカードを使ったコーチングをやっていても、会話がとても盛り上がります。クライアントからの評判も、なかなか好評です。
では早速、詳しく紹介していきますので、会話を楽しめるようになりたい人は、読み進めてもらえると嬉しいです。
「7つの習慣」を読んで変わった
僕の場合は、友人や上司との会話が疲れる感じることがよくあります。
友人も上司も、人として尊敬している存在です。自分の考えをしっかり持っていますし、他人への気配りもできる人です。
しかしそれでも、話していると「なんか会話をやめたくなる」と感じてしまうから不思議だったのです。
そんなタイミングで、名著「7つの習慣」を読みました。
すると、「四つの自叙伝的反応」として、コミュニケーションを妨げることが紹介されていました。
- 評価する:同意するか反応するか
- 探る:自分視点から質問する
- 助言する:自分の経験から助言する
- 解釈する:自分の動機や行動を元にして相手の動機や行動を説明する
これを知ったとき僕は、
と、首をブンブン振りながら共感しました。会話の内容を思い出すと、すべてこの4つのどれかに当てはまっているからです。
そしてまた、もう1つ気が付いたことがあります。
「話しているのに、相手はつまらなさそう」と感じたことがあったのです。「相手のことを思って、真剣に考えて話しているのに」と、内心フツフツするものを感じながら。
しかし、それはまさに、僕自身が自叙伝的反応をしてしまっていたんですね。
7つの習慣を読んで、よく理解しました。
では、僕の身の回りでよく起こることを紹介しながら、4つの反応をお伝えしますね。
会話が疲れる人と思われる4つの反応
評価する
こんな具合に、自分のやりたいことを押しつぶされたことってありませんか?
意見を出したのに、バッサリと切り捨てられたような反応。
せっかくのやる気が削がれてしまいますよね。食い下がって説得する気持ちも失せてしまいます。
このように、良いか悪いかで判断されることが、「評価する」という反応です。
僕は、上司にやられたことがあるのですが、もうこの人には提案を持っていかないでおこうと誓うキッカケとなりました。
もし、こんな反応をしてもらえれば、僕のやる気も溢れて来たかもしれません。
探る
一見、普通の会話に見えますが、これも疲れる会話をする人がやる「探る」という反応です。
僕は、悩みの内容を聞こうとしていますよね?
けど、Aさんは、悩みをうまく解決したことを話したいのかもしれません。他のことが話したかったのかもしれません。
つまり、2人にとって話したいことと聞きたいことに齟齬が生まれているのです。
この原因を作っているのは、僕の反応であることは間違いありません。
自分本位で反応してしまっているので、このまま話し続けると、Aさんは話す気がなくなる可能性が大です。
なのでこの場合は、次のように相槌を打ったり、
オウム返しで反応すると、会話が弾んでいくはずです。
助言する
友人にとって、「メンタルが落ちる=精神科へ行く」という選択肢しかなかったのでしょう。
自分の経験に当てはめて、「助言する」という反応をされたことがありました。
言われた僕としては、
と感じていました。メンタルが落ちる原因となった、仕事のことについて話したかったのです。
けど、助言されたことによって、僕の話したかった内容とは別の会話になってしまいました。
当然僕は、消化不良に。
もう、友人には「この話はできないな」と思ったのは御察しの通りです。
例えばこの時も、オウム返しで聞いてくれたら気持ちよく話せただろうなと思います。
解釈する
「解釈する」という反応は、自分でもよくやってしまうと自覚しているところ。
この時僕の頭の中では、
「転職したいということだな」→「この人の特技は、〇〇だな」→「だったら、この仕事が向いてるに違いない」
という勝手な解釈が始まっていました。
しかし友人的には、僕の勝手な解釈が聞きたいわけじゃないかもしれないですよね。
今の仕事の話を聞いて欲しいだけなのかもしれないし、自分で考えた転職先のことを話したいのかもしれません。
なのでこの時の僕の反応は、相手にゆだねるようにした方が良かったです。そしたら、友人が、話したいことを気持ちよく話せると思います。
こんな具合に。
まとめ
話していて疲れると思われる人の反応に、思い当たる節はありませんでしたか?
僕はもう、思い当たることがあり過ぎて共感しまくりです。相手のことを思って話しているのに、自分本位な会話になりがちでした。
ただ、これら4つのことを知っただけで、だいぶ会話の仕方が変わってきました。
話をしていても「もしかして、自叙伝的反応をしているんじゃないのか?」と気が付けるようになったのです。
そのおかげか、会話が続かないと感じることも減ってきました。会話を使ってクライアントの悩みを解決するコーチングをやっているのですが、かなり好評もいただいています。→Points of Youコーチングセッションを受けていただいた体験談をまとめました
なので会話を楽しめるようになりたい人は、「4つの反応」を頭に入れて会話をしてみてくださいね。
- 評価する:同意するか反応するか
- 探る:自分視点から質問する
- 助言する:自分の経験から助言する
- 解釈する:自分の動機や行動を元にして相手の動機や行動を説明する