明治大学教授 齋藤孝さんの「雑談力が上がる話し方」を読んで学んだ、雑談に不要な3つのことを紹介します。
話すときは何を話せばいいか考えてしまいますし、聞き役のときは「で?」「だから?」と聞き返して、会話を止めてしまいます。
原因が自分にあるのはわかっていましたが、何がいけないのかが分かりませんでした。
そう思って「雑談力が上がる話し方」を読んだら、僕が雑談を苦手としている理由がハッキリと書いてありました。
雑談に不要な3つのことを求めていたからです。そのため、雑談を続けることができなかったのです。
- 雑談に「中身」は不要
- 雑談に「結論」は不要
- 雑談に「オチ」は不要
では、詳しく「雑談力が上がる話し方」を読んで学んだ、雑談に不要な3つのことをお伝えしますね。
苦手意識の原因が知りたい
同僚や友人たちと一緒にいて、みんなは楽しそうに話しているのに、自分だけ蚊帳の外に出されたように、ツマラナイと感じてしまっているのが嫌なのです。
かといって、楽しむために会話の中に飛び込んでも、何を話せばいいかわからない。聞き役に徹しても「で?」「だから?」と聞き返してしまう。
これでは会話が続かないのは当たり前ですよね。
しかし、自分が会話を止めている原因だと分かっていながら、解決策が見当たりませんでした。
そのため、「雑談力が上がる話し方」を読んで、雑談について学ぶことにしたのです。
雑談の中では不要とされていることを、僕は求めていたのです。雑談のセオリーから外れたことをやろうとしていたから、なかなか会話を続けることができなかったのです。
では、僕が求めてしまっていた、雑談に不要な3つのことを紹介しますね。
- 雑談に「中身」は不要
- 雑談に「結論」は不要
- 雑談に「オチ」は不要
雑談に不要な3つのこと
雑談に「中身」は不要
雑談は「中身がない」ことに意味がある
本書の一番最初に、こう書かれていたのですが、僕が雑談が苦手と感じている理由を見事に射抜かれました。
「で?」「だから?」と言ってしまうということは、「中身」を求めていたからです。
本書では、雑談=”意味のない話”、”ムダ話”とされているのですが、雑談の中に、”意味”を求めていましたし”ムダ”をなくそうとしていたことを自覚しました。
では、雑談は必要のない話なのかというと、絶対にそうではありませんよね。雑談には「中身がない」からこそ、する意味があると本書で言われています。
その場にいる人たちと同じ空気を共有するため、場の空気を作るために雑談があるのです。
確かに、雑談がなければ、堅苦しくて窮屈な世の中になってしまいそうですよね。空気が硬直してしまう気がします。
雑談という「中身がない」話をすることで、場の空気を和ませる効果があることに納得しました。
雑談に「結論」は不要
なんとなく、男性よりも女性の方が雑談が上手なイメージがありませんか。
我が家を思い返してみると、女性陣は永遠に話し続けるのに、僕を含めた男性陣はあまり話をしません。
では、女性は、いったいどんな話で盛り上がっているのでしょうか。著者の齋藤さんは、耳をそばだてて話を聞いてみると、こんなことに気が付いたそうです。
話題にまとまりや一貫性がない。
要するに、話に結論がない。
会話を盛り上げることが苦手な僕は、いつも「結論」を求めていたことを自覚しました。
「で?」「だから?」というのは、話をまとめようとしている証拠ですよね。話に結論を出そうとしています。
雑談とは、”意味のない話”、”ムダ話”のはずなのに、意味を求めてムダを排除しようとしていました。
これでは仮に結論を導き出せたとしても、雑談はストップしてしまいますよね。話が続いたとしても、今度は、雑談ではなくて議論へと変わってしまいます。
だから雑談では、「結論」は不要なのだと学びました。
雑談に「オチ」は不要
「オチがある」とか「結論づける」「キレイにまとめる」といった条件がつかないのが雑談のいいところ。
そもそも「で、何?」と聞かれても、「それだけです」としか答えようがないのが雑談です。
「中身」も「結論」もいらなければ、「オチ」だって不要なのが、雑談とのこと。
僕はつい、会話の中にオチを求めていました。引用されている「で、何?」は、「で?」「だから?」という口癖と同じニュアンスで使われてますもんね。
お笑い動画の見過ぎなのでしょうかね。何か面白いことを言わなきゃいけないし、会話にはオチが必要だという思い込みを持っているのかもしれません。
早速、オチのない会話に挑戦してみます。
まとめ
「雑談力が上がる話し方」を読んで、雑談に不要なことが3つあることを学びました。
雑談が苦手と感じているあなたは、この3つを求めてしまっていませんか?
- 雑談に「中身」は不要
- 雑談に「結論」は不要
- 雑談に「オチ」は不要
僕は、ガッツリ求めてしまっていました。会話の中に、この3つのことを盛り込もうとしていたのです。
その結果、「で?」「だから?」なんて言葉が出てくるんですね。それでは雑談ができないのは当たり前のはなし。
これからは、「中身」「結論」「オチ」を封印して、会話をしてみることにチャレンジしてみます。