「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」を読んだ”ぞの(@z02n05)”です。
本書は、「自信」がない自分から脱却したいと思っている人に読んでもらいたいストーリーです。
読み終えた頃には、主人公「キラ」の行動に感激し、涙を流していることでしょう。
絶望的な状況から冒険に出ることに
本書の主人公は、12歳の少年「キラ」です。キラには生まれた瞬間から、ある特徴がありました。
それは「髪」と「目」が青いということです。
このことが原因で、両親は離婚してしまい、学校ではなるべく目立たないように過ごしていました。
そんな生活をしていたある日、ひょんな出来事から冒険に出ることになりました。勇者になるための歩みが始まったのです。
答えは自分の中に
勇者になるためには、7つの石を集めなければいけません。石を獲得するためには、条件があり、それを克服することで手に入るという流れで、ストーリーが進んでいきます。
その石の獲得条件が、僕にとっては非常に印象的でした。
恐れや嫉妬、哀しみといった自分の内面にある感情に、打ち克つことで石を手に入れることができるのです。
例えば、冒険の途中に、「トカゲ男」たちがキラを襲ってきます。自分よりも大きな化け物が包丁を持って追いかけてくるので、とてつもない恐怖を感じるでしょう。
しかし、キラは、丹田(たんでん)に集中して深呼吸することで、恐れを克服します。その結果、相手の行動が読めるようになり、トカゲ男を撃退することに成功するのです。
僕たちは、つい、トカゲ男を見てしまうがために、恐怖で何もできなくなってしまいます。相手の行動によって自分の行動を変えるため、後手後手の行動になりがちです。
キラの行動から、自分の内面を見つめることによって、本来やるべき行動を発見することができるということを学ぶことができました。
自分を受け入れられる勇気
主人公のキラは、生まれながらの個性についてコンプレックスに感じていました。そのため、髪の毛を黒く染め、黒いコンタクトレンズをはめて生活していました。
しかし、7つの石を集め終えて元の世界に戻った時には、ありのままの自分を受け入れられる勇気を持って帰ってきたのです。
この瞬間に、臆病な少年が勇者になったと、感動を覚えました。
自分の日常生活を思い返してみると、普通であり続けようとしていることに気がつくことができます。
会社に行くこともそうですし、お金を貯金することだってそうでしょう。みんながやっているからという理由で、行っている行動は山のようにあります。
しかし、本来望むべき姿は、好きなだけお金を使って、毎日のように旅に出るといった、自分の内に秘めたありのままの野望を叶え続ける人生でしょう。
さいごに
少年「キラ」から、たくさんの感動と勇気をもらうことができました。
もし自分が生まれながらにして、他人と違う特徴を持っていたとしたら、きっと同じように殻に閉じこもっていたでしょう。
本書を読んで、自分の殻から出てくる方法は、自分の内面に隠されていると学ぶことができました。
あなたも、殻に閉じこもっていると感じているのでしたら、本書を読んでみてはいかがでしょうか?