「裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ 」を読んだ”ぞの(@z02n05)”です。
著者は、途上国発ブランド「マザーハウス」の創業者兼デザイナーである山口絵理子さん。
自分と同じくらいの年齢の時に、一人でアジア最貧国であるバングラディッシュへ渡り、途上国のために尽力されている姿に涙するとともに、勇気をもらうことができました。
山口さんを知ったのは、先日参加した「鎌倉投信 第7回「結い2101」受益者総会」で、マザーハウスの社長として登壇されていたからです。
登壇された時に聞いた話の内容は、山口さんが歩んできた人生について、そして、これからのことについて。
山口さんの言葉から「絶対に負けない!何としてでも成し遂げてやる!」という、強い信念がひしひしと伝わってきたので、「どんな人なのかもっと知りたい」と思い、本書を手に取りました。
本書には、山口さんが歩んできた人生が赤裸々に綴られています。
一言で言い表すなら「波乱万丈」という言葉しか思いつきません。
いじめにあっていたこと、一人でバングラディッシュへ渡った時のこと、マザーハウスを立ち上げたこと、どの話を取っても、僕は涙を浮かべないではいられませんでした。
「もし自分だったら」と、姿を重ねようとしてみても、途中で挫折している光景しか浮かびません。それくらいに波乱万丈な人生を歩んできているのです。
しかし、一方で、自分の中に、こんな感情があることに気が付きました。
「自分も誰かのために何かできることがあるのではないか」
「バングラディッシュへ行くことは怖いし、会社を立ち上げることだって難しそう」
「だけど、だけど、自分にだって何かできるはず」
いろんな人からNo!と言われ続け、それでもなお、自分が信じた道を走り続ける山口さんを知って、こんな気持ちがどんどんと溢れ出てくるようになりました。
さいごに、山口さんがアジア最貧国であるバングラディッシュの人から、問いかけられているような気がしたという言葉を紹介しましょう。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」
あなたはこの言葉を聞いて、どう感じたでしょうか?