滝川徹さんの「気持ちが楽になる働き方: 33歳 現役の大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。」を読んだ”ぞの(@z02n05)”です。
この本は月曜日の朝を苦痛に感じている、僕のようなサラリーマンに読んでもらいたい一冊です。
滝川さんの体験記から、サラリーマンでも自分らしさを貫くことで、「覚醒」することができるという勇気を感じることができます。
滝川さんの影響は1年以上前から受けていました
本書は滝川さんの処女作ですが、僕は滝川さんのことを1年以上前から知っていました。
ブログの師匠が同じものくろさんなので、ものくろキャンプというコミュニティで交流したことがありました。
もちろん滝川さんのブログは、よく読んでいます。特にタスク管理のことは、真似していることもしばしば。
初めてお会いしたのは、本が出版される1ヶ月ほど前に大阪で。
僕が感じている、サラリーマンをやっていることへの不安や独立への憧れについてお話ししました。
その中で、「君が感じていることは、出版する本の中に書いたから読んでみて」という、すごい自信が詰まった言葉をもらったので、出版のタイミングで購入しました。
本書は滝川さんの体験記
本書は滝川さんのサラリーマン人生の体験記です。
大企業の社内で繰り広げられる、いわゆる、めんどくさいと感じてしまう人間関係について赤裸々に書かれています。
その中には、僕やあなたも感じたことがある、仕事についての共通の悩みが少なからずあります。
本書からは、それらの困難を乗り越えてきた滝川さんの経験から、多くの学びがあるのです。
もっと効率的に仕事ができるのに・・・
この記事を読んでいるような優秀サラリーマンは、仕事をしていてこんなことを感じることがよくあるはずです。
「もっと良くなるのになんでやらないの・・・」
僕も常々、同じような悩みを抱えています。
- お客さんのためによかれと思って提案したら「考えておく」で流される。
- 親指シフトやタスクシュートなど仕事の効率を上げるためのツールがあるのに、職場の規定で導入できない。
滝川さんの場合は、「残業をなくす」ということでした。
当然、残業が慢性化していた組織は、この発言に反発します。
それでも滝川さんのすごいところは、諦めずに残業をなくすための行動をとり続けたことです。上司や同僚、部下から変な人たと思われていたであろうことは、簡単に想像ができます。
この自分らしさを貫くことが、僕にはできていないことだと痛感しました。
ハンドルネームがバレる恐怖
僕が滝川さんのことをずっと前から知っていた理由の1つに、ブログをハンドルネームでやっていたことにあります。
ハンドルネームを使っているということは、誰かにバレたらまずいということです。
滝川さんも僕も、その対象は会社でした。
僕が先ほど挙げたような自分らしさを貫くことができていない理由は、ここにあるように思います。
会社で自分を貫くと反発が生まれ、ブログの存在がバレてしまいかねない。そんな恐怖がつきまとっているのです。
滝川さんは、同僚の反感を買って、ブログの存在がバレてしまったようです。
しかし、思ったほど大きな変化はなかった。ほとんどの人が以前と変わらずに接してくれている。
このことが、僕に少しだけ安心を与えてくれました。
自分らしさを貫くと覚醒できる
本書の中で、最も目に止まった言葉は「貫く」です。
僕は3年ほど前に、勝間和代さんと出会ってプライベートがめちゃめちゃ楽しい時間へと変化しました。
ブログやガジェット、読書など、自分が大好きなことを好きなようにやると貫くようになったからです。
しかし、職場ではやや控えめです。職場の人たちに言わせたら、十分目立っている存在と突っ込まれそうですが、自分らしさを半分も発揮できていません。
本書を読んで、職場でも自分らしさを貫くことができたなら、プライベートと同じように仕事中が楽しい時間へと変化するのではと、気づきを得ることができました。
そして「残業をなくす」取り組みで、滝川さんが試したことを真似できないかと企んでいます。
さいごに
本書からは、サラリーマンなら誰もが共感するような苦難について、滝川さんが挑戦してきたことを学ぶことができます。
そして普通のサラリーマンでも、自分らしさを貫くことで「覚醒」というものを感じることができるのだというモチベーションを上げてくれます。
あなたも今の人生にモヤモヤを感じているなら、手に取ってみてはいかがでしょうか?