「直島から瀬戸内国際芸術祭へ」を読んだ”ぞの(@z02n05)”です。
2013年に初めて芸術祭を知ってから、合計で5回も瀬戸内まで車を走らせてきました。
それほどまでに、瀬戸内国際芸術祭(以下、瀬戸芸)が好きなのです。
本書を読んだおかげで、どのように瀬戸芸が作られてきたのかを知ることができて、もっと瀬戸芸が好きになることができました。
島と芸術の一体感が好きなのです
瀬戸芸のことが好きな理由は、なんと言ってもこれです。
「島と芸術の一体感」
歩いていて、ふと横を見ると作品がある。島の人たちが、作品のことをよく知っている。
そのような、生活の中に芸術があることが当たり前、という雰囲気が大好きなのです。
本から苦労や工夫を知ることができる
僕はサラリーマンなので、島に芸術を溶け込ませることが、いかに難しいかについて、想像することができます。
莫大な費用だってかかるでしょうし、島民からの反発だってあるでしょう。行政を動かすことだって、環境問題だって、、、解決しなければ行けない難しい問題は、いくらでも想像できます。
本書からは、それらの問題に、どのように対応してきたのかを知ることができます。
豊島の「島キッチン」の話
もっとも印象的だったのは、豊島にある「島キッチン」の話。
島キッチン
豊島の人たちは、とにかく優しいことを僕は知っています。
作品がどのように作られていったのかを聞かせてくれたり、上手な島の巡り方まで教えてくれたりしました。
そんな豊島にある「島キッチン」は、島民からのこんな一言がアイデアを得たとのことでした。
「芸術祭でたくさんの人が来るのはいいけど、その人たちの食べるものはどうするの?」
確かに豊島には、食事をする場所が多くはありません。
島民目線のアイデアで生まれた「島キッチン」は、今では旅行者のおなかを満たすのになくてはならない場所になっています。
もちろん僕も、豊島を訪れたときに利用しました。
さいごに
本書を読むことで、瀬戸内国際芸術祭のことがより好きになりました。
直島から高松へ戻るフェリーの中で読みましたが、島を離れることに寂しさを感じました。
あなたも本書を読んで瀬戸内国際芸術祭のことを、もっと知ってみてはいががでしょうか?